ボストンで働き始めて、早、5ヵ月が過ぎようとしている。
日本にいた時との最も大きな違いは、当り前すぎる事実ではあるが、一緒に働く人が日本人
ではないということである。 先週1週間を振り返っても、一緒に仕事をしたのは、アメリカ人、
ドイツ人、中国人、メキシコ人、インド人だ。
日本人は、皆無。仕事で、日本語を使う機会はほとんどない。
日本でも英語を使う機会はあったが、今は、すべてどっぷり浸かっている感じだ。
ボストンに来る前は、言葉の壁や文化の違いをどう乗り越えるか、それが大きな課題
になると思っていた。
言葉は、今でも苦労している。特に、アメリカの南部なまりでまくしたてるように喋る英語、
イギリス系の強い英語なまりは、かなり苦手。ただ、国籍の違い、文化の違いは、大きな障害にならない。最近、そう感じることのほうが多い。
どちらかといえば、人は共通する部分が多いのではないかと思う。
成長意欲はあるし、役に立ちたいと思っているし、認められたいし、
不安もあるし、褒められると嬉しい。
楽しい気分のときもあれば、ストレスを感じているときもある。
美味しいものを食べたいし、仲間と楽しいひと時をすごしたいし、週末は、
家族との時間を大切にしたい。
1を聞いて10を知る人もいれば、10を聞いて、2しか捉えられらない人もいる。
それは、国籍とは関係ない。どちらかといえば、パソナりティーや能力の問題だ。
プロフェッショナルファームなので、そういう傾向が強いのかもしれない。
特に、一緒に”いい仕事”を目指しているときには、国籍の違いや文化の壁は消えてしまう。
そういうものは、せいぜいスパイス程度だ。
言葉の壁だって、”いい仕事”に向かって、伝えよう、聞こうという姿勢が強いから、
大切なことは間違いなく伝わる。
考えてみれば、日本で培った仕事のやり方は、ほとんど通用している。
共通の目標である”いい仕事”、Great Workに向かって、多国籍チームで進んでいく。
それが、なんとも楽しい。
国籍にかかわらず、とにかく”いい仕事”をすることを念頭に頑張りたいと思う。
Team JinK.の求心力は高まってきた。