グローバルで渡り合う英語の磨き方(1)

アメリカに来てから、早や2年と3ヶ月、3年目に突入した。
2年もアメリカに住めば、英語は、ぜんぜん問題ないでしょうと
思われるかもしれないが、そう簡単でもない。
確かに、ましにはなってきている。家族と話す時以外は、書くのも
話すのもすべて英語なので、上達してくれないと困る。聞き返される、
怪訝な顔をされる、流されるということはかなり減ってきて、
曲がりなりにも仕事を問題なく回すことができるレベルにはなってきた。
3年目は攻めに転じてみようと思っているが、グローバルで渡り合う
というレベルにいくには、まだまだ研鑽が必要だ。これからも英語
の勉強法はいろいろと試みたいと思うが、とりあえず、現時点で
ワークしてるもの、大切だと思うことを、まとめておきたいと思う。

書き始めたら思いのほか長くなったので、1つずつアップすることにします。

1. 表意合一:英語の表現と語感が一致するまで、声に出して、繰り返す

音読繰り返しというと國弘正雄さんの只管朗読が有名だと思う。
中学レベルの基本的なテキストを最低でも100回以上音読を繰り返す。
単純なことを愚直に繰り返すことが鍵で、その意義を受け止められるか
が成否を握るという。息に声が乗り、声に意味が乗るところまでやる。
これは、とても大切なことだと思う。やはり、英語の表現と自分の
語感や意味するところが一致するところまでやること。
知行合一のように、表意合一が大切だ。簡単なところでいえば、
Thank you!という言葉は、誰でも苦労なく使える。ありがとうと
伝えたいときにThank you!という。これは簡単だ。Thank you!ひとつ
とってもいい方はいろいろあるが、繰り返している内に、いろいろな
バリエーションのThank you!が言えるようになる。同じ要領で、
表現と自分の語感が一致するものを増やしていく。実際には、
言い回しはあるし、時制の感覚だったり、言葉のニュアンスだったり
するものがあるので、そう簡単ではないが、大切なことは、表現と語感
がしっくりくるまでやるということだと思う。

ところがここで大きな壁が立ちはだかる。僕の場合、そういう意義
を認めたとしても、修行僧のように禁欲的にそのテキストだけを音読
するということがなかなかできない。極めて飽きっぽい性格だからだ。
頭ではわかっていても、中学レベルの基本的なテキストに取り組む気
にはなれない。そこで、いいテキスト探しが始まる。日本にいたときは、
杉田敏さんのやさしいビジネス英語が好きだった。社会環境を反映して、
その時々に面白いテーマで会話を組み立てていく。知的で気の利いた
会話のイメージだ。ところが、アメリカに来てから、いざテキストに
取り組み始めるとあまりしっくりこない。というのも、日々出くわす
話す英語と肌感覚でかけ離れているように感じるからだ。ちょっと表現が
懲りすぎているように感じる。いろいろとテキストを見てみたが、
実際に使われている英語ということでいえば、日向清人さんの
「即戦力がつくビジネス英語シリーズ」Business English Podがいいよう
に思う。即戦力のビジネス英語は、句動詞の表現が使えるものが多い。
特にアメリカは平易な言葉で文章を組み立てる句動詞を多用するので、
使えると思う。Business English Podは、会話に割り込んだり、同意を
示したり、反対意見を示したりといった表現の仕方が豊富にある。
なぜ、その場でそういった表現を使っているのかという解説も詳しいので、
役立つ。覚えたものを電話会議で試しみるが、使える表現が多い。
自分が話したいことをナビゲーションありで話していく感覚だ。

この2つのはお勧めだが、やはりテキストということで、どうしても
飽きがくる。そこでお勧めなのがTVのドラマシリーズだ。これも仕事の
現場で使っている英語に肌感覚として近いものを選びたい。昔見ていた
24もエンタメとしてはいいが、やはり、Goddammit! Drop your weapon!
などは、さすがにビジネスの現場では使わない。しかも、汚い表現も多く、
崩れた英語を多用するので、勉強目的では避けたほうがいい。
格調の高さでいえば、やはり、ザ・ホワイトハウス(The West Wing)
と思うし、話も悪くないが、個人的にはいまひとつのめり込めない。
ハウスオブカードのケビン・スペイシーもいいが、日々出くわす英語と
肌感覚で違う。一番いいなと思うのは、法廷もののエンタメ系である。
お勧めなのは、The Good WifeSuites。特にThe Good Wifeはいい。
スクリプトを手に入れておく。台詞が字幕で出てくるキャプションがついて
いるものがほとんどが、基本的には、キャプションは使わず、音だけで
理解する。分からなかったところを、後でスクリプトで確認する。
完璧にやろうと思うと息切れするので、気に入った使えそうな場面や
表現を切り取って、そこを真似して言ってみる。このときも意味が
言葉にのるまで、表意合一になるまでやる。基本的には、通勤のときに
ぶつぶつ言いながら歩くことを習慣にしている。
文法を気にして、話を組み立てるレベルではなかなか戦えない。ここは
現在完了でという頭で考えるような感じではおぼつかない。
語感を伴う表現の貯蓄をどれくらい持っているかで、英語を話す力は
大きく変わるように思う。

次回は、
「2. チャンク:意味の塊に分けて、塊ごとに相手に渡していく」です。

JinK.

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