人生の扉を開いていく−西へ

アメリカに来てから、早3年。4年目に突入するタイミングで、9月1日付、ロサンゼルスオフィスへ異動することになりました。人生16回めの引越となります。引越は大変なので、好きなわけではないですが、気付いたら、平均3年に1回、引っ越している計算になります。妻からは、「本当にこの船はどこにいくのか先がわからない」と言われていますが、生憎、僕にもわかりません。人生、テレビドラマシリーズのようなもので、先の展開がわからないから面白いと開き直るしかないですが、そのときそのときで、正しい方向に向かっているとは思っています。

アメリカに来ることも、ロサンゼルスに行くことも、僕及び僕の家族にとっては、大きな意思決定ではありますが、目標として掲げていたり、計画していたわけではなく、どちらかといえば、このままではダメだ、何かを変えなければならないという気持ちが日々強くなるなかで、ちょっとしたことがきっかけで、考え始めたことです。ダメもとで、勇気と意志を持って、そのきっかけをぐーっと押していくと、思いがけず、面白い機会が拓けていくようなそんな感覚です。かっこ良く言えば、引っ越すたびに、何か隠された鍵を探しだし、人生の扉を一つ一つ開けていっているような感じですが、もうこの一手、現状打破にはこれしかないという苦肉の策、僕にとっては、究極の一手だったりもします。

渡辺謙さんが、とあるインタビューで、次は何を目指しているのかという問いに対し、答えられていたことが印象に残っています。(以下、「追憶の森」のインタビューから引用

「実は今、仕事に目標がないんです。目標を持ってしまうとそこにしかたどり着けない。僕が考える以上のオファーや、意外なオファーが突然降ってくる。それが楽しいんです。だって、10年前の僕には、ブロードウェイ・ミュージカルに主演するなんて目標はなかったですよ。だから、いまはむしろ、思いがけない人生を楽しもうという気分です。僕はアンテナを立てて、帆を張って、北風に追いまくられているほうが向いていると思ってやっていきます」

渡辺謙さんのようにはなかなかなれませんが、北風に追いまくられるというところと、思いがけない人生を楽しむというところは、同じような感じかなと思います。アメリカに来てからの3年は、日々鍛えられ、追い込まれましたが、振り返ると楽しかったし、人として成長したのではないかなというのが正直な感想です。仕事への向かい合い方、グローバルメンバーとの働き方、歴史認識、夫婦の役割分担、家族との過ごし方、時間の使い方や休暇の考え方、自然や食への向かい合い方等、いろいろと考えなおさなければならないことが多く、自分の見方や考え方に大きな変化があったなと思います。以前よりもいい心の持ち方で、人生を豊かに過ごせるようになった気がします。飽きっぽい性分の僕が、なんとかやれているのも、常にチャレンジを創り出してくれる稀有なオフィスと仲間たち、そういう自分を応援し、一緒に戦ってくれる妻のおかげだなと感謝しつつ、50代に突入する次の3〜4年が勝負であり、とても大事だとも思っています。そういうことを言うと、「あれ、3年前も、そう言っていたよ。いつも勝負しているね。いつ勝つの?えっ、また、3〜4年後動くの?」と妻に突っ込まれそうではありますが、やはり、「いまはむしろ、思いがけない人生を楽しもう」という気分で、次なる扉を開けるワクワク感もあり、新たな西の生活を楽しみたいと思います。

JinK.

 

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